Writing Virtual Life

仮想化(VMware)などについて、重箱の隅をつつくタイプのブログ。

vSphere Web Client でWeb Consoleの画面解像度固定

昔の知識を更新できたのでご紹介。
 
Web Client / HTML5版vSphere Client のWeb ConsoleやVMRCを開いたり、でてきたウィンドウのサイズを変更すると、ゲストOSがWindowsの場合、WindowsゲストOSの画面解像度がクライアントのウィンドウサイズに合わせて変更されます。
これは便利だったりもしますが、コロコロ変えられるとそれはそれで煩わしくも思ってしまいます。
 
以下のKBを使えば画面解像度を固定することができます、というご紹介。
 
How to disable auto-fitting of Windows guest OS screen resolution when accessing from Web Client and VMRC (52031)
 
guestInfo.svga.wddm.modeset="FALSE"
guestInfo.svga.wddm.modesetCCD="FALSE"
guestInfo.svga.wddm.modesetLegacySingle="FALSE"
guestInfo.svga.wddm.modesetLegacyMulti="FALSE"
 
VMware Tools 10.2以降の利用が条件です。
 
設定前の画面はこちら。Web Consoleのブラウザサイズに合わせて縦横比率も調整されています。
 

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設定後の画面。わかりづらいのですが、ブラウザの画面を変えてみても画面下の黒い部分が残ったままで、解像度は変わっていません。
 

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上の画面はWeb Consoleの場合ですが、VMRC(Remote Console)でも同様、VM側から画面解像度を変更できなくなっています。
 
 
昔は下KBのパラメータでコンソールの解像度を固定できていたと思うのですが、Web Consoleだとうまく機能しませんでした。前のバージョンであればこちらも試してみてください。
 
Windows ゲスト OS へのビデオ解像度モードの追加 (1003)
 
svga.autodetect = “FALSE"
svga.maxWidth = 2560
svga.maxHeight = 2048
 
参考まで。