ESXiに警告「廃止されたVMFSボリュームが〜」が表示される
ESXi 6.0ホストにて以下のメッセージが表示される事例があります。
「廃止されたVMFSボリュームがホスト上に見つかりました。ボリュームを最新バージョンにアップグレードすることを検討してください。」
・ESXi ホストに廃止された VMFS ボリュームの警告が報告される (2115503)
当初このメッセージのワークアラウンドとして「管理エージェントを再起動」のみが記載されていましたが、今はパッチ「ESXi 6.0 Patch Release ESXi600-201608401」の適用で解決できると英語KBで挙がっています。
日本語KBだけ見ていると見逃してしまうことがあるため、ご注意ください。
英語KB
・“Deprecated VMFS volume(s) found on the host” error in ESXi hosts (2109735)
vsphere clientにてストレージのアクティブパスが見えない現象
Active path information (I/O) missing after update to 6.0 Update 3 (2149992)
vsphere client / web clientにて、ストレージパスを表示する時に「アクティブ(I/O)」が表示されないという現象があります。現状vSphere 6.0 update 3でのみ発生(6.0u2では確認されず)。
fixed path の優先パスも出てきません。
KBにもある通り表面上の問題であるため、ESXi Shellであればアクティブパスが見えます。
なので運用管理上は問題ないと思うのですが、ちょい気になったので。
Win版vCenter Server 6.5の起動サービス
vCenter Serverは5.1、5.5、6.0、6.5と大きなアップデートのたびにコンポーネント構造が変わっています(SSOやInventory Serviceなど)。
その関連かと思っていますが、Windows版vCenter Serverのサービスの項目数はバージョンによってよく変動します。
※ここでいうサービスはWindowsOSで見える”サービス"を指します。
Web Clientで見えるシステム構成のサービスとは異なります。
vCenter Server 6.0では20個ほどの個々のサービスが表示されていましたが、6.5になって一気に集約されました。
具体的には”VMware Service Lifecycle Manager サービス”のみ。
Apache Struts 2脆弱性(CVE-2017-5638)に関するVMware製品の対応状況
そろそろ情報が確定したかと思い記載(以下アドバイザリページは7回ほど更新されていました)。
VMSA-2017-0004.7
対象製品:
・Horizon Desktop as-a-Service Platform (DaaS)
・VMware vCenter Server (vCenter)
・vRealize Operations Manager (vROps)
・vRealize Hyperic Server (Hyperic)
特にvCenter Server 6.0,6.5、crops 6.xが関連しやすいと思いますが、
現在はパッチ、もしくはワークアラウンドが揃っています。
CVE-2017-5638については以下をご参照。