ESXi 6.0 インストール時のエラー
評価用としてNestedでESXi 6.0環境を構築した際に起きたエラーを記載します。
下記エラーはメモリ不足によるもの。最低4GBは振る必要があります。
次にインストールチェック中、ErrorとWarningが1個ずつ表示されています。
前者はCPUコアが2個以上ないときに表示されるメッセージ。
後者はCPUに仮想化支援機能Intel VT-x / AMD RVIをx64CPUで有効にしていないと表示されます。
その後問題なくインストールができたと思ったら、以下のようなパープルスクリーンが。
インストール後のリブート後、DCUI画面のサービス起動が終わりそうなタイミングで発生しました。
Could not start pcpu 1; TSC sync timed outESXinVM cr0=0x8001003d cr2=0x0 cr3=0x100082000 cr4=0x12c*PCPU0:32768/bootstrapPCPU 0: SISCode start: 0x418014e00000 VMK uptime: 0:00:02:01.587
ESXinVMとあるので、VM上だということが既にばれているようです。
上記PSODは結局リブートしたら直ってしまったので原因については不明でしたが。
これからESXi 6.0の更新点について少しずつ遊んでみます。
VMware製品のうるう秒問題の影響(2015年版)続報
下記記事の続報があったので記載。
KBに記載される、うるう秒の影響製品の項目が増えました。
VMware Product support of leap seconds (2115818)
http://kb.vmware.com/kb/2115818
以前からあったvCenter Server Appliance 5.0,5.1に加え、vCNSやNSX、vCOps/vROpsなど注意すべき製品が増えています。
対策としてはNTP設定をSlewモードに切り替えればよく大きな作業にならないので、まずは対応製品とそのバージョンの確認、そして迅速に設定をしてもらうのがよいかと。
残り10日なのでお早めに。
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2015/6/24 追記
今現在でも調査が進行中なのか、vCOps/vROpsが「影響なし製品」にカテゴリされるようになっていた。
影響しない製品のリストは以下KBに。
VMware KB: VMware products unaffected by the Leap Second change
VMware製品のうるう秒問題の影響(2015年版)
2015年7月1日に起きるうるう秒問題。
実際には2006年から3年おきに発生しており、その都度対応されている。
VMwareが現在うるう秒に対して述べているKBは以下。
VMware Product support of leap seconds (2115818)
http://kb.vmware.com/kb/2115818
2015/5/21時点の修正対象製品:
vCenter Server Appliance
・5.0
・5.0U1b →5.0U2以降にアップグレード
・5.1.0a
・5.1.0b →5.1U1a以降にアップグレード
ただしこのKBは情報が入り次第都度更新されるため、定期的に確認しておくとよい。
また、いきなりKBが消される可能性もあるのでVMware KBでの検索も必要。
(別の方がまとめられていた以下記事のKBが気づけば削除されてたり・・・いきなり消されると問題あったのかって不安になりますね)
vSphereへのうるう秒調整の影響
http://qiita.com/tsukamoto/items/5bbecd29ac40ac16e039
一応ご留意しておいたほうがいい情報でした。
仮想化ベンダにおけるVENOMの影響
5月13日に公開されたセキュリティ脆弱性「VENOM」。
古くから知られるエミュレータQEMUの持つ仮想フロッピーディスクコントローラ(FDC)のバグが原因となっており、影響としては仮想マシン上からホストOSに対してコードを実行させることができるという。
FDCが脆弱性の原因となっているが、VMおよびホストがFDを接続していない場合でも関連する。なぜならFDCコードはQEMUの中に残っており、VMを追加する際にデフォルトで追加されてしまうため、脆弱性の影響を受けてしまう。
なお、この脆弱性を使って悪意のコードを流すのはなかなか困難であるらしく、事例は挙がっていない。
影響のある製品については情報と同時に脆弱性対応パッチが公開されているため、パッチ適用さえ怠らなければよい。
VENOM Vulnerability
http://venom.crowdstrike.com/
影響のない製品
・VMware QEMUを使用していない
http://kb.vmware.com/kb/2117469
・Bochs QEMUを使用していない
・Hyper-V Xenをコアにしているもののエミュレータとしては使用していないため
影響のありうる製品
本家HPに対象リストがあり、そのなかで個人的に気になるものをピックアップした。
URLと対象となるOSバージョン、そのパッケージを記載。
QEMU:
http://git.qemu.org/?p=qemu.git;a=commitdiff;h=e907746266721f305d67bc0718795fedee2e824c
Xen Project:
http://xenbits.xen.org/xsa/advisory-133.html
Xen 4.2.x-4.5.x
qemu関連
Red Hat:
https://access.redhat.com/articles/1444903
RHEL 5,6,7
kvm,xen,qemu-kvm,qemu-kvm-rhev
Citrix:
http://support.citrix.com/article/CTX201078
XenServer 6.0-6.5
Ubuntu:
http://www.ubuntu.com/usn/usn-2608-1/
Ubuntu 12.04, 14.04, 14.10, 15.04
qemu, qemu-kvm
Debian:
https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2015-3456
Suse:
https://www.suse.com/support/kb/doc.php?id=7016497
SLES 10-SP3,SP4 11-SP1,SP2,SP3 12
Amazon:
http://aws.amazon.com/security/security-bulletins/XSA_Security_Advisory_CVE_2015_3456/
対策済み。
3月12日更新のVMware製品ドキュメントリンク
タスクイベントにて定期的にエラーメッセージが表示される事象
ホスト起動後VMが起動できなかった現象
以前よりよくわからない現象だなーと思っていたことがKBにあったので記録。
ESXi ホストを再起動後に仮想マシンをパワーオンすると、次のメッセージが表示されて失敗する:現在のホストの接続状態では、この操作を実行できません。 (2073284)
http://kb.vmware.com/kb/2073284
事象:
- ESXi ホストを再起動後、仮想マシンのパワーオン、テンプレートのデプロイ、クローン操作ができません。
- 仮想マシンのパワーオンすると、次のメッセージが表示されて失敗します:
現在のホストの接続状態では、この操作を実行できません。
対策:
- ESXi ホストがシャットダウンされたことを認識してから、vCenter Server をシャットダウンするようにしてください。
- この事象が発生してしまった場合は、vCenter Server 上で ESXi ホストへの接続を一旦切断し、再接続してください。
この、ESXiシャットダウンを認識してから、が曲者でした。停電作業後これやってるとかなり焦ります。
そういえばvForumではHorizon6ガイドを購入しました。他の本も欲しくなってしまうんでしょうけど、さすがにあのでかい本を複数持って帰るのは辛かろうと思って。
NSXも自動化もきちんと勉強したいお年頃ではありますが、まぁまたの機会に。