vCSA6.0,6.5のsysprep格納場所
Sysprep file locations and versions (1005593)
Virtual Appliance 5.x and later /etc/vmware-vpx/sysprep/
vSphere 6.5導入のVMware 拡張認証プラグイン(Web Client)
OVF および OVA テンプレートのデプロイ
ESXi 6.0U1b上でカスタマイズが失敗する現象
WindowsのゲストOSをカスタマイズする時に、Sysprepのカスタマイズエラーが出て困った件。
Guest OS customization of a Windows virtual machine fails to complete on a ESXi 6.0 Update 1b host (2142982)
https://kb.vmware.com/kb/2142982
・あるESXiを6.0 update 1bへアップグレードする
・その上のWindowsOSのVMware toolsを、ESXiの最新バージョンにアップデートする
上記の状態だとVMクローン実行時設定できるゲストカスタマイズが失敗します。これはvSphereだけでなくHorizonのsysprep利用時にも起こるかと(検証していないのでquickprepは不明)。
Sysprepが失敗するからWindowsの中の話のみと思いきや、Toolsが原因してたなんて・・・と思った次第。
ワークアラウンドとしては、VMware toolsをアップグレードではなく再インストールすることで対処できます。
現状パッチはありませんが、局所的な問題であるはずなので今後改善されるのでしょうね。
vSphere 6.0におけるvSphereHAのパワーオフVMの挙動について
"core"から始まる名前のVMのStorage vMotionが失敗する現象
先日公開されたKBで面白かったものをご紹介。
Storage migration of a virtual machine with a name beginning with core fails with the error: Relocate virtual machine coreXX Cannot complete the operation because the file or folder coreXX-XXXXX.hlog already exists (2130819)
http://kb.vmware.com/kb/2130819
ESXi 6.0上で動作するVM名の最初が「core」から始まる場合、Storage vMotionが失敗してしまいます(例:core01)。
原因はhostdが移行対象のファイルをcoreファイルとして認識してしまうためだそうです。コアダンプファイルのことでしょうか。
対策はVMをクローンして別の名前のVMを作成すること。要するにVMをただリネームしただけでは内部のファイル名までは修正されないので、確実に全ファイルで変更されるようクローンが必要なのでしょう。
使用するOSによってはこのネーミングパターンになる可能性もありますので、ご参考までに。
なお同様の現象がESXi 5.5で昨年発生していますが、こちらは既に対応パッチが出ています。
Moving a virtual machine file with a name beginning with the word core using powered off migration or with storage vMotion fails with the error: A general system error occurred: Error naming or renaming a VM file (2069480)
http://kb.vmware.com/kb/2069480
ESXi 6.0 インストール時のエラー
評価用としてNestedでESXi 6.0環境を構築した際に起きたエラーを記載します。
下記エラーはメモリ不足によるもの。最低4GBは振る必要があります。
次にインストールチェック中、ErrorとWarningが1個ずつ表示されています。
前者はCPUコアが2個以上ないときに表示されるメッセージ。
後者はCPUに仮想化支援機能Intel VT-x / AMD RVIをx64CPUで有効にしていないと表示されます。
その後問題なくインストールができたと思ったら、以下のようなパープルスクリーンが。
インストール後のリブート後、DCUI画面のサービス起動が終わりそうなタイミングで発生しました。
Could not start pcpu 1; TSC sync timed outESXinVM cr0=0x8001003d cr2=0x0 cr3=0x100082000 cr4=0x12c*PCPU0:32768/bootstrapPCPU 0: SISCode start: 0x418014e00000 VMK uptime: 0:00:02:01.587
ESXinVMとあるので、VM上だということが既にばれているようです。
上記PSODは結局リブートしたら直ってしまったので原因については不明でしたが。
これからESXi 6.0の更新点について少しずつ遊んでみます。
VMware製品のうるう秒問題の影響(2015年版)続報
下記記事の続報があったので記載。
KBに記載される、うるう秒の影響製品の項目が増えました。
VMware Product support of leap seconds (2115818)
http://kb.vmware.com/kb/2115818
以前からあったvCenter Server Appliance 5.0,5.1に加え、vCNSやNSX、vCOps/vROpsなど注意すべき製品が増えています。
対策としてはNTP設定をSlewモードに切り替えればよく大きな作業にならないので、まずは対応製品とそのバージョンの確認、そして迅速に設定をしてもらうのがよいかと。
残り10日なのでお早めに。
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2015/6/24 追記
今現在でも調査が進行中なのか、vCOps/vROpsが「影響なし製品」にカテゴリされるようになっていた。
影響しない製品のリストは以下KBに。
VMware KB: VMware products unaffected by the Leap Second change